ものすごい絶望感と緊張感に包まれた第1話の幕引き後に始まったCMに登場するアンガールズ田中がかもしだす虚脱感がすべてを吹き飛ばしてしまったと感じたみなさん、おはようございます。
いや、あれはあれでいいのかもしれません。あのCMのおかげで一瞬にして日常に帰れたのでw
さて、正直に申し上げると、実は本作のアニメ版はそれほど期待しておりませんでした。先行公開されたPVで立体機動装置で縦横無尽に飛び回るエレンたちの描写を見てスゴイとは思ったのですが、ちょっと違うなとも思っていました。
つまり、原作好きにとっては、あの個性ある二次元的な絵と異形なバランスこそが『進撃の巨人』という作品の味であり、原作が持つ独特の気持ち悪さの雰囲気を作っているのだと思っていたわけです。
PV第2彈を見て、洗練されたエレンとミカサの絵を見て、「ちょっとキレイすぎて恐くないんじゃない?」と思っていたわけです。ちょっと表現を変えれば、原作の持つ個性(アク)を消して平準化してしまい、凡庸な作品になるのではないかという危惧がありました。
が、フタをあけてみれば、平準化というよりは、動かすためにシンプルに原作キャラクターの特徴を取り入れていました。でもって、原作では省略されていたヨーロッパのような街並みもしっかり描写。でもって、巨人の気持ち悪さもしっかり出ていました。
さらにエレンの母親が捕獲されて食べられるシーンは直接描写は避けていましたが、原作を越えるくらい忌まわしさを感じました。これはこれで巨人が恐くて気持ち悪かったです。監督自ら原作のファンだと公言するだけあって、いい味つけになっていました。
第2話以降も楽しみに視聴したいです。あ、オープニングはアレですね。やや厨二病っぽいですね。なんか妙にクセになるというか、「ほげほげほげほげ(聴き取り不明)イェーーーーガーーーーッ」のところはやっぱり笑ってしまいますよw